3本ローラーのスマートトレーナー化(その12)

 ショックなことにESP32を一枚壊してしまった。800円の損害である。Lチカ、ADコンバータ機能確認後、ブレッドボード用ピンをはんだごてで外して、リード線を付けてケースに収めたがうんともすんとも言わない。外して確認したところ、ADコンバータは生きているが、GPIO(信号出力)が2CH以外のチャンネルがすべて死んでいた。おそらく、はんだごてを使っている際、知らないうちにに素子を加熱してしまったようだ。

 

実装失敗

 今後は十分注意することにして、ピンがついていないEPS32ボードを追加購入(アマゾンで990円)

 しかたないので、トレーニングキットのEPS32を接続してテスト。

 まずは、センサーの機能確認。ローラーが回転して磁石が通過するたびに赤青と点滅するのがわかる。

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 LEDをケース内のモータードライバに接続。極性が適宜切り替わって、各種強度のアシスト/レジストを行わせる。

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 距離をうまく合わせると回転を続ける。この動画ではトレーニング強度として「-9」(アシスト最大強度)を指定して撮影している。大電磁石とローラーの距離は微妙で、近づけすぎると大電磁石の鉄の部分にネオジム磁石が反応して止まってしまう。

 次に大電磁石を手作り電磁石に変更する。大電磁石と違って、余計な「鉄」がないので、ローラーとの距離をギリギリまで接近させることが可能。このため、回転数もトルクも大電磁石より大きい。しかしながら、自転車を3本ローラーにセットすると回転はとまってしまう。その程度のトルク強度である。実走は新しいEPS32が届いてからにする。

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 手で回してレジスト機能を試す。電源を切ると明らかにレジストが切れたことがわかるのだが、それほど強力ではない。

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 先日、都内出張の帰り、秋葉原秋月電子にホールセンサーを見に行った。1個売りは無かったが、5個入り150円で「ホールラッチ SK1816MG-G03-K」を購入。これを使って小電磁石の代わりをつとめさせる予定である。うまくいけば、電源シフト回路もEPS32のADコンバータ機能も使わずに思ったことが実現できる筈。

ホールラッチ SK1816MG-G03-K: センサ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販 (akizukidenshi.com)