チェーンライン

 次に確認すべきことは、シマノのクランクにベルト用のプーリーを取り付けることができるかどうか。

 

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(追記:上記図の寸法は間違ってます。測りなおしたら筒長は60mmでした。以下のチェーンラインの計算も違ってます)

 まず、チェーンライン(プーリーライン)の測定。
 プーリーは右側ベアリングぎりぎりのところについています。シマノのクランクを使ってこの状態を再現しなければいけません。チェーンラインとは車体のセンターからチェーンリングまでの距離(ダブルギアの場合はインナーギアとアウターギアの中間との距離)。測り方は車体外側とチェーンリング(プーリー)外側の距離と車体内側とチェーンリング(プーリー)内側の距離を測って、それを平均したもの。

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 スピンバイクのプーリーライン(チェーンライン)を実測したところ、外-外は64.0mm、内-内は18.0mmだったので、プーリーラインは、
  (64.0+18.0)/2=41.0
 クランクにプーリーを取り付けるには、プーリーの6本アームを切断して、クランクに直付けするやり方。プーリーアーム6本の内2本だけがクランクアーム4本の内2本と接続することになる(大丈夫な気がしない)。この場合、①プーリーをクランクのインナー側の内側(ボディ側)に付けるか、②プーリーをクランクのアウター側の外側に付けるか、となる。それぞれ、プーリーラインは
 ①  43.5-4.8/2-6.0/2=38.1
 ②  43,.5+4.8/2+6.0/2=48.9
となる。
 ②は論外。なお、①はアームの鍔を削ったら2mm既設のプーリーラインに近づけることができ、40.1mmまで改善できる(でも、強度劣化が気になるところ)。
 次に、考えられるのは、中間物(例えばアルミ板。2mmくらいが適当か?)をクランクを付け、さらに、そのアルミ板にプーリーを付けるやり方。これだとプーリーアーム6本とクランクアーム4本のすべてが接続することがメリット。なお、この場合、③クランクのインナー側の内側にアルミ板を付け、アルミ板の外側にプーリーを付けるか、④クランクのアウター側の外側にアルミ板を付け、アルミ板の内側にプーリーを付けるか、となる。それぞれプーリーラインは、 
 ③  43.5-4.8/2+6.0/2=44.1
 ④  43.5+4.8/2-6.0/2=42.9
となる。
 なお、③はクランクとアルミ板の間にスペーサー(アルミ板で作るかワッシャを使うか)を入れることで、④の場合はアルミ板とプーリーの間にスペーサーを入れることで既設のプーリーラインに近づけることができる。
 ③と④を比べると、④のアルミ板の方が工作量が多いこと、③で作ったアルミ板を④用に再加工することは可能だけれど、④で作ったアルミ板は③用には加工できないことから、まずは、③を試すことにする。
プーリーは5本アームかと思いきや6本アームでした。シマノクランクの5本アームは干渉してしまって付きそうもない。4本アームでどうだろうか?