削る その2

 アダプタを削っている。

 前に書いた電気ドリルのやり方を改良したがうまくいかなかった。トルクが弱いのと空回りが原因。ベルトドライブよりも、万能チャックに滑り止めのゴムを貼りつけて直接駆動するのが未だマシだったけれど、それでも弱い。

 結局、片手にサンドペーパーを持って胡椒引きを回すようにするしかないのか、と思ってしばらく続けてみたが辛い。

 と、画期的な方法を思いついたので、やってみた。

 下の写真の左下はクランクに取り付けたアダプタとBB。クランクはボール紙(ティッシュの空き箱の紙)で養生してある。アダプタをサンドペーパーで削るために、BBのベアリングは片方だけ。スピンバイクのフライホイールには、滑り止めのための切り開いたゴムチューブが取り付けてある。

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 ボトムブラケットには、百均で購入したスポンジ状の滑り止めを両面テープで取付。端が傷むのを防ぐためビニールテープを上から巻く(下の写真)。

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 下の写真、よく見ないとわからないかもしれないが、ペダルは左右を入れ替えた。スピンバイクの手前に仰向けに寝転んで、左足のビンディングシューズを手前に見えるペダルに固定して、クルクル回す。で、クランクを左手に持ってアダプタの滑り止め部分をフライホイール押し付けて回転させるわけだ。右手に持ったサンドペーパーで削っていく。

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 パワフル。回転数すごい。押し付け方とサンドペーパーの当て具合にコツが要るが、回転重視で軽く当てるようにしたほうが良く削れる。

 姿勢に少し無理があるので、少し疲れるが胡椒引き方式よりも圧倒的にラクで早い。このやり方で少し先が見えてきた。

 

 

 なお、シングルスピードバイクのフレームはまだ到着しない。追跡情報によると、3月29日に、"hand over to airline"ということだったのだが、4月9日現在、まだ来ていない。コロナのせいで、中国からの航空事情が相当悪いのだろうな。

 

BBアダプタを削ってみる

 届いたBBアダプタを削ってみる。まずは、前から考えていたやり方。

1.クランクにBBアダプタを取り付けたBBを嵌める。

2.上記クランクを作業台に固定する。

3.電動ドリルに、滑り止めゴムを貼った万能チャックを取り付ける。

4.上記電動ドリルを作業台に固定。

5.ゴムベルト(使い古しの自転車チューブを切り開いて利用で両者をつなぐ。

6.簡易電動ロクロの出来上がり。

 

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 やってみたのだがベルトが空回りするし、すぐに外れる。ごく弱い力でしかヤスリを押し付けられない。

 で、この方法は止めて、片手にサンドペーパー、片手にアダプタを持って、グリグリ回転させながら削ってみた。

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 約40分で嫌になった。手にマメもできた。右側が少し削れているのがわかるだろうか。ノギスで測ったら、41.7mm。約0.3mm削れた。前途は遠い。

 

 最初のドリルを使ったやり方をもう少し追求してみよう。ベルトのテンションをもう少し上げれば空回りは防げるだろう。そのためにはドリルの固定の仕方を改善する必要があるな。上の写真は仮に試してみたもの。ゴムベルトはビニールテープでつないであるだけだし、固定も適当なので改善の余地がある。万能チャックにも。段ボールで鍔を付けて外れにくくしよう。

 ヤスリの代わりにルーターを使ったらどうだろうか。ルーターは誰かに貸したままだった。回収しなくては。

ボトムブラケットアダプタが届いた。

 2月8日に注文してから1か月以上たったけど、今日(3月21日)、ボトムブラケットの変換アダプタが届いた。

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 早速、寸法をノギスで計測してみる。外側の太い部分(図で42mmと書いてあるところ)の径は、実測で42.05mm、肉厚は4.15mm、中央の少し細くなっている部分の径は41.05mmだった(長さは68.07mm)。こんなもんだろう。ちゃんと、シマノのねじ切り式BBが取り付けられた。手に持った感じ、しっかりしているので1mmくらい削っても大丈夫(かな?)。

 少し誤算だったのは、中央の少し細くなっているところの太さが40mmを超えていたこと。外側の太い部分だけ40mmまで削ればいいかも、と思っていたが、この部分も削らなきゃいけない。どれくらい時間がかかるだろうか?

 

 

中華シングルスピードバイクとクランクとか

 スピンバイクの乗り味が気に入って、固定ギアの自転車に乗ってみたいと思っていた。ヤフオクで競輪認定フレームの出品を眺める日々が続いたのだが、自ら顧みるに、トラックで走ることはなさそう(これまで一回もバンクで走ったことはない)。3本ローラー専門にすることも考えたのだけれど、やっぱり実走しないとつまらない。

 公道を走るなら、当然ながらブレーキをつけなきゃならんわけだが、競輪認定フレームにブレーキをつけるとなると、穴を開けたり、専用金具をつけたりと美しくなさそう。特に、後ブレーキのアウターケーブルをトップチューブにケーブルタイを使って留めるのは、なんかなぁ、という感じ。

 フジのトラックバイクとか、チネリのとか、ジオスのとか、格安無名メーカーのとか、公道走行可能な各種シングルスピードバイクを漁ってみたが、帯に短し襷に長し。見ているうちに、価格感覚がマヒしてしまって、自分で組もう、となったわけ。

 購入したのは、例によってアリエクスプレスから。送料込み、色をぬってもらうオプションをつけて、ヘッドパーツをつけて、36694円。

 

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 ブレーキケーブル内蔵ですっきりしているところが好み。BBがシマノ規格のBB86なので、ピスト用ではなくロード用のパーツ(薄歯というやつですね)で組むことにした。

 クランクは、左クランクをパワーメーター付に換えた際、6800が余っている。右クランクだけ買えば良いやと思って、ヤフオクで出ていたTiagra4700を落とした。ほかにもBBやハンドルやブレーキなど種々のパーツを買い集めたのだけれど、フレームだけが来ない。今年になってすぐに注文したのだが、間に春節と新型コロナが発生。注文後1か月して、まだか、と聞いたら、新型コロナで休みが伸びた、と回答。 やっと一昨日送る準備をしているとの連絡。待ち遠しいことである。

 で、クランクの話。そんなわけで手元にTiagraの4アームクランクがあったため、スピンバイクで使ってみようか、と考えたところ。このクランクをスピンバイクに使うとなると、もう1つクランクが必要になる。アリを覗いてみると、なんと約2000円で105 R7000の右側クランクが売っている。送料入れても2582円。これは安い。

 早速購入したけど、やっぱり未だ来ない。左クランクも探してみたが手ごろな値段ではないようだ。右クランクのほうが複雑な形なので、左はもっと安くても良いようなものだが・・

 というわけで、ホローテックで使えそうな左クランクで格安のものを購入。マウンテンバイク用のようだったが送料無料で12.03ドル。これが昨日届いた。

  持ってみると重い。中空状態ではなくムクのアルミ製で裏側を肉抜きした構造(Tiagraと同じ)。Qファクターは6800と比較して、左クランクだけで1センチ弱大きいようだ(フィキシングボルトも外れ止め金具も付属していない)。ペダル穴のねじ切りは少しバリがあって、手で触ると痛い。グリスをぬって何回かなじませるとマシになった。購入前にQファクターはペダルのクリート補正でなんとかなるかと思ったのだが、ちょっと残念。ヤフオクかメルカリでロード用の左クランクを探すのが正解だったか。

 Tiagraの右クランクとこいつはスピンバイク用にして、105と6800をシングルスピードバイクで使うことにする。

 あと、せっかくだからとホイールも中華カーボン(38㎜セミディープ。32342円)にしてみたが、結構な高級車になりそうである。

 

 

 

円盤作り

 プーリー‐クランク取付用のアルミ円盤は1mm厚で作ることにした。最初は2mmにしようと思っていたのだけれど、ホームセンターで実物を見ると2mmは、ずっしりした感じでオーバースペックのような気がした。1mm のほうが工作が簡単だし。20cm×30cmの1mm 厚アルミ版は500円ちょっと。

 早速取り掛かる。直線部分はカッターで筋を入れて何回か曲げるだけで切れる。丸いところは百均のカナノコ使用。穴はドリル。クランクボルト用の10mm穴をあけるのに木工用ドリルを使ってみたが、なかなか開かないし、穴が大きくなるし、センター精度が出ない。木工用ドリルは中心に細いキリがあり、そこが木材に食い込んで推進力になるのだが、本体の刃がアルミに当たった瞬間、滑って空回りするようだ。

 仕方ないので、6.5mmの金属用ドリルを使う(6.5mm が持っている一番大きいものなので)。で、テーパーリーマー(新規購入。700円くらい)を使って穴を広げる。

 

f:id:Kanreki-Ganbaru-kun:20200308205318j:plain円盤とスペーサー

f:id:Kanreki-Ganbaru-kun:20200308205009j:plainクランクに円盤を取り付けたところ

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同上(外側から。こちら側にプーリーが付く予定。



 

型紙づくり

  シマノ4本アームクランクとスピンバイクの6本アームクランクがうまく取り付けられるか(足が干渉しないか)確認。スピンバイクは単身赴任先で借りてるアパートに、自転車は自宅にあるので直接確かめられない。そこで、型紙を作ってみました。

 

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 中央部分をカットして足をクランクアームの長さに合わせて載せてみる。

 

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 少し削らなきゃなんないようだが、なんとかなりそうな感じ。

 取付用のアルミ板の型紙も作る。

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 こんなものか。型紙にクランクを当ててみる。 

 

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 裏側から見たところ。この型紙は軸を合わせるためにクランク軸の太さ丁度の穴をあけたが、実際にはボトムブラケットが通る大きさにしなければならない。細長い4つの穴にクランクの出っ張りがうまく収まっているので、ボルトがきっちり嵌められそうだ。

 ここまでやったところで、スペーサーを噛ませるなら、この穴が不要であることに気が付いた。スペーサーはアルミ板で工作ができる。